みのもんたが終活を行った3つのキッカケと、3つの取り組み

フリーアナウンサーのみのもんたさん(74)の生前整理・終活についてまとめています。終活・生前整理を行う利点や具体的に何を行えば良いのか分からない方は彼の取り組みを参考にしてみてはいかがでしょうか。

本記事の要約

obi_nagisa / Via instagram

1週間の間で最も生放送に長時間出演している司会者としてギネスに認定されているフリーアナウンサーのみのもんたさん(74)。彼は雑誌のインタビュー等で終活・生前整理に取り組んでいる事を明かしています。

今回の記事では、みのもんたさんが終活・生前整理に取り組むようになった理由、終活・生前整理で行った事についてまとめています。


「終活・生前整理は何故行うべきなのか?」「具体的に何に取り組めば良いのか?」といった疑問・悩みをお持ちの方は、是非みのもんたさんの取り組みを参考にしてみて下さい。

本記事で紹介する内容

・プロフィール・略歴

・終活を行う理由

・生前整理・終活で行った事

プロフィール・略歴

1944年生まれの現在74歳のみのもんたさんは、今でも現役でテレビのお仕事をしており、現在は読売テレビの番組「秘密のケンミンSHOW」の司会を務めています。子供は3人おり、奥さんは2012年にガンのため亡くしています。

以前はテレビで見ない日は無いほどの活躍ぶりで、1週間の間で最も長く生放送に出演する司会者としていギネス・ワールド・レコードに認定されいます。


しかし、日本テレビに勤める次男の不祥事と、自身の不祥事により、テレビでお見掛けする機会は減ってしまいました。

最近では、雑誌取材等で終活・生前整理に取り組んでいる事を明かしており、自身の体験を元に、終活の重要性について発信しています。

終活を行う理由

遺産等による争いを防ぐため

遺産相続の問題で家族同士が骨肉の争いを繰り広げるというケースは少なくありません。彼には3人の子供と8人の孫がおり、自分の遺産のせいで家族同士が争うような事は避けたいと考えており、自分が生きている間にすべての財産を整理したいと話しています。

また、すべての資産を寄付し、死後何も残っていないことが判明するという、自身の奥さんの最後の迎え方も理想的であると述べ、一番きれいな最後だと称賛しています。

遺された家族に迷惑をかけないため

自身が所有している多量の私物をそのまま放置すると子供の負担になるので、これらの荷物は自分自身の手で整理を行うのが親の務めであると話しています。

また、葬儀についても家族の負担にならぬよう身内だけで行う密葬を計画している事を明かしています。

奥さんが行った終活に感銘を受けたため

2012年、みのもんたさんは最愛の妻をガンで亡くしています。その奥さんも終活に取り組んでおり、彼女の姿に感銘を受けて自身も取り組む事にしたようです。

みのもんたさんは、自身の著書「納骨する気になるまで6年かかった」の中で、以下のような奥さんとの終活エピソードを語っています。


・彼の奥さんは、彼のスタイリストでもあり、毎日仕事で身に着ける服のコーディネートを行っていました。彼女は自分が亡くなった後、みのもんたさんが衣装選びに困らないようにと、彼の衣裳部屋に1ヶ月以上先の分の衣装を用意していました。

・自身の葬儀で娘が着る喪服も用意していたようで、その喪服は娘の体に合うようサイズも事前に調節されていました。

・葬儀の後、彼女のタンスの中にあった服にはそれぞれ付箋が付いており、そこには譲ってほしい人の名前が記載してありました。


このような奥さんの家族への気配りに感銘し、自身もしっかり終活に取り組むべきだと感じたようです。

生前整理・終活で行った事

主な取り組みは3つ

みのもんたさんが終活・生前整理で行った事は以下の3つです。

・社長の座を退く

・葬式の計画

・思い出の品の処分

社長の座を退く

みのもんたさんは、株式会社ニッコクという会社の社長を務めています。ニッコクは、彼の芸能活動のマネージメントの他に、水道メーターの製造販売を行っている会社として知られています。

NEWSポストセブンが行った密着取材では、来年2019年に75歳を迎える事を機に社長の座から退くつもりであると明かしています。彼曰く、規模の小さい会社ほど引継ぎの際に揉め事が生じやすく、それを避けるためにも自分が生きている間にすべての手続きを終わらせたいとのことです。


また、みのもんたさんの次男が不祥事により務めていた日本テレビを退社した事も早期辞退の理由の一つのようです。彼の次男は、2013年9月に路上で横たわる男性の荷物からキャッシュカードを盗み出した罪で逮捕され、今はニッコクに勤めています。


一方、長男はニッコクの株を保有しており、社長適齢期の60代くらいを迎えれば、ゆくゆくは社長に就任させる事も考えているとのこと。ゆえに、2人の社長候補が存在し、後々家族同士で揉め事になる可能性があります。

そのため、社長を辞任して3~4年の間に彼らの経営スキルを見極め、本人たちが希望するのであれば、社長への道を用意したいと胸の内を明かしています。

葬式の計画

奥さんの葬儀では、沢山の方が参列し、参列者の方々のご来訪に感謝する一方、葬儀を取り仕切る事に大変苦労をしたとのことで、自分の葬儀では遺された家族の負担にならぬよう身内だけで行う家族葬を希望しています。

みのもんたさんが考える自身の葬儀はとても簡素なもの。お坊さんがお経を読み終わるとすぐに火葬場へと運んで欲しいと考えているようです。また、告別式も行うつもりはないとしています。


さらに、家族で行われる密葬とは別に、予め録音しておいた自身の司会で進行する「お別れ会」も行ってほしいと希望を話していました。

思い出の品の処分

彼が生前整理で処分する際に困ったと語るのが思い出の品とオープンリール。ちなみに、オープンリールとは、昔良く使われていた、音や映像をテープで録音・録画する円形の記録機器の事です。


彼曰く、家族との写真やアルバム、手紙などをゴミ袋に入れて処分するのは躊躇いがあるとのこと。そこで、これらの品々を処分するために焼却炉を購入し、自宅で処分しているそうです。

ただし、すべての写真を廃棄している訳ではなく、子供が映っている写真は本人に譲るようにしていると話しています。


一方、オープンリールは大きくて嵩張り、小さく切断するのも難しく、処分が面倒であるとのこと。また、そこに残されている映像は自分にとっては思い出深いものであるものの、家族にとってはただのガラクタであり、残しておく訳にはいかないと語っています。

みんなの意見や感想

・自分の家族はお金がないから遺産相続でトラブルは起きないと考えている人もいますが、何が起こるか分かりません。みのさんのように生きている間に準備しておくことはとても大切!


・みのさんくらいの年齢になるとある日突然亡くなるなんて事も不思議ではないので、子や孫が揉めないよう終活に取り組むのは良い事だと思います。


・みのさんほどの大物の方はちゃんと葬儀を行った方が良いと思います。葬儀を開かないと個人的に挨拶に来る人を個別に対応しなければならず、逆に家族の負担になるような気がします。


・自分の母も遺言に従って密葬にしたものの、お世話になった方々に内密にすることは申し訳なくて出来ませんでした。みのさんほどの人の場合やっぱり密葬は難しいのでは?


・自分の所有物を廃棄するだけではなく、役立てる方向で考えるのも良いと思います。例えばリサイクルするとか、無償で提供する等にも取り組んでみてはどうでしょうか。


・終活は家族にとって有難い事ですが、あまりにモノを捨てすぎるのも良くない。なぜなら、親が自分のモノを全部捨ててしまったら、子供が親との思い出に浸れなくから。捨てるならデータ化するなりした方が良いと思う。

みのもんたの生前整理・終活【総括】

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