市役所でエンディングノートを無料配布?実例4つと入手法を紹介!

エンディングノートは市役所の窓口で無料で提供されていることがあります。または、公式サイトからダウンロード可能な場合も。実際の例を見ていきましょう!

市役所でエンディングノートをGETしよう!

地方自治体によっては、市役所でエンディングノートを無料で配布していることがあります。役所が作成したエンディングノートの入手方法には主に以下の2つの方法があります。

・窓口へ訪問して受け取る

・PDFなどのファイルを市区町村の公式サイトからダウンロード

窓口で入手

一部の自治体では役所の窓口にてエンディングノートの冊子を無料で配布していますが、数量限定での配布の場合も多いので、事前に担当部署(自治体によって名称は異なるが、主に福祉課が管轄)に在庫の有無を確認した方が良いでしょう。

また、配布対象者を「その市町村に在住の方」、「高齢者の方」などに限定している自治体もあるので、問い合わせる際に配布対象者の条件についてもしっかり確認して下さい。

ファイルをダウンロード

お住いの地方自治体によって、市役所のホームページ上でPDF、もしくはWord形式のエンディングノートを無料でダウンロードする事ができます。

ファイルのダウンロードの場合、必ずしも自分の住んでいる市町村が提供しているエンディングノートを使用する必要はなく、全国どこの市町村のエンディングノートでもダウンロードして使用することが可能です。

ただし、市町村が提供するエンディングノートにはその地域の相談窓口の情報などが記載されていることがあります。他の市町村にお住いの人にとって、それらは不要な情報です。使用する分には全然問題ありませんが、気になる方もいるかもしれません。

有料の場合もアリ

ダウンロードに関しては、有料で提供している自治体は確認できませんでしたが、窓口での冊子に関しては有料で配布している市町村も存在します。

例えば、記事下部の「事例紹介」でも触れてている府中市では、1冊350円という価格でエンディングノートを提供しています。

エンディングノートを配布している市町村の例

実際にエンディングノートの配布を行っている市町村と、そのエンディングノートの内容を確認してみましょう。本記事では、以下の4つの市町村を例として紹介します。

・滋賀県守山市

・東京都府中市

・北海道札幌市

・大阪府堺市

滋賀県守山市

守山市では、エンディングノートの冊子と電子ファイルを無料で提供しています。冊子の配布は2017年9月にアナウンスされており、数量限定で無くなり次第配布終了ということです。電子ファイルの方は誰でも活用する事ができ、「PDF」と「Word」の2種類の形式のファイルが用意されています。

PDFの場合、プリントアウトしなければ書けませんが、Wordファイルだとパソコンで直接ファイルを編集できるので、プリントアウトする必要がありません。

また、公式ページ上では、エンディングノートのデートの一括ダウンロードの他、各ページ・項目ごとにダウンロードも出来ます。必要な部分だけダウンロードしてもいいでしょう。

守山市のエンディングノート内容

もしもの時に家族に伝えたい事(プロフィール、介護、終末医療、財産、葬儀など)を記入する第一章と、自分の人生を振り返り、残りの人生をどう過ごすか記入する第二章の2部構成、全40ページとなっています。

守山市の歴史、地図、役所や警察署等の連絡先なども記載されています。

東京都府中市

高齢者の方に「老い」と「死」について考えて欲しい、孤立した状態から脱却し、人との繋がりを持ってほしいという思いから未来ノート(エンディングノートの名称)を提供するようになったようです。

未来ノートにはPDF版と冊子版があり、冊子の場合は350円と有料(カラーで透明ファイル付き)で提供されています。

北海道札幌市

シニアの方が未来の事について考えるキッカケになればという願いから札幌市では平成27年3月に「はじめてのエンディングノート」を作成しています。

2018年7月現在、「はじめてのエンディングノート」の無料配布は既に終了していますが、公式サイト上でPDFファイルをダウンロードすることはできます。

ノートの内容

全24ページですが、ボランティア情報など市の活動内容紹介も載っているため、実際に書き込むページは12ページほどと少な目。

しかし、内容は

・自分のプロフィール
・家族の事
・自分史
・これから挑戦したいこと
・身の回りの整理
・介護、延命措置、葬儀のこと
・財産のこと
・大切な人へのメッセージ

のように必要最低限の項目がコンパクトに収まっているので、初めてエンディングノートに取り組む人に特にオススメです!

大阪府堺市

堺市の南区役所ではエンディングノート「わたしの老い支度」の窓口での無料配布とPDFデータの提供を行なっています。

ノートは全24ページで、自身のプロフィール、自分史、家族や親戚との思い出、介護、延命治療、葬儀、遺言、財産、大切な人へのメッセージといった内容が網羅されています。また、堺市にある各種相談窓口の情報も記載されています。

配布の有無の確認法

ここでは、ご自身が住んでいる市町村がエンディングノートを提供しているのかどうかの確認方法について解説します。

ホームページをチェック

まず最初にインターネットで「市町村名 エンディングノート」で検索をかけてみて下さい。検索結果に市町村の公式ページがあるならばそのページをチェックしてみましょう。

もしこの方法で公式ページがヒットしない場合は、市町村の公式ホームページ上にある検索窓に「エンディングノート」というワードを入力して検索して下さい。エンディングノートの配布を行っているのであれば、殆どの場合これら2つの方法で目的の情報が得られるはずです。

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