急な身内の訃報で上記のような手続きにまで手が回らない...そのような方向けに、遺品整理業者は、遺品の処分・買い取り・仕分け代行に加えて、以下のようなサービスも提供しています。
・保険手続き代行
・車の手続き
・銀行の手続き
・行政手続き
・不動産の手続き
・司法書士への取次ぎ
本記事では、遺品整理業者が提供する各種サービス代行の利用料金やそのメリット・デメリットについて詳細に解説します。
・煩わしい手続きに時間と体力を費やさずに済む
・手続き時のため庁舎や業者へ移動する手段が無くても大丈夫
・経験豊富なプロへ最適な手続きを相談できる
・プロに依頼するためある程度の予算が必要
例えば不動産の名義変更では10万程度の費用がかかります。予算と相談して、複数の手続きのうち自分で出来るものは自分で済ませる必要も出てくるでしょう。
数十の遺品整理業者公式サイトを確認しましたが、ほとんどの場合手続き代行にかかる費用は明記されていません。主に電話・メール問い合わせ時の無料相談見積もり時に金額を提示するようです。
一部の手続きに関して金額の目安を記載している遺品整理業者を3つ見つけたため、そちらを紹介します。
【不動産の名義変更の手続き 88,000円(税別)】
この手続きでは戸籍情報の収集、遺産分割協議書の作成、相続関係説明図の作成等が行われます。役所に支払うお金は別支払い、また遠方の場合は出張費用が別途請求されます。
【預貯金・株券の名義変更/払い戻し代行 45,000円(税別)】
これは1つの金融機関に対しての料金です。2つ以上の金融機関で手続きを行う場合は、1つにつき30,000円として計上、つまり金融機関2つの場合、料金は6,000円となります。
バイク:7,000円
車:13,000円
バイクの廃車:7,000円~
車の廃車:13,000円~
不動産名義変更:100,000円~
廃車手続きに関しては料金を開示している業者も多く、その相場は、バイクが7000円、車が13000円程度という結果になりました。
また、不動産名義変更に関しては、「遺品整理フリースタイル」と「みやび遺品整理サービス」の2社の価格を考慮すると、10万円前後はかかるものだと考えた方が良いでしょう。
その他の代行サービスでは、多くの業者がその料金を開示していないので、実際に見積もりを行い確認する必要があります。
それでは、記事最上部でも述べた、遺品整理業者が提供している各種手続き代行サービスについて、その内容を一つずつ見ていきましょう。
確認する手続き代行の種類は以下の通りです。
・保険手続き代行
・車の手続き
・銀行の手続き
・行政手続き
・不動産の手続き
・司法書士への取次ぎ
故人が遺族のために残してくれた生命保険の保険金を受け取るためには、しっかりと手続きを行う必要があります。しかし、殆どの方は生命保険の受取方法をご存知ないと思います。
そのような方々のニーズに応えるために、遺品整理業者では保険手続きの代行サービスも提供しています。また、故人が生命保険に加入しているのか不明といった場合でも、業者がその調査も行ってくれます。
さらに、故人が多額の借金を抱えているので遺産を相続するつもりはないといった方も、この手続き代行サービスのご利用を検討すべきです。なぜなら、保険金は相続財産ではなく、たとえ遺産の相続を放棄を行っても保険金を受けとる事ができるからです。
故人が所有していた車は、遺産であり、相続の対象になります。車を相続するには、名義変更を行う必要があります。
もし車を相続する人がいなければ、廃車手続きをする必要があります。しかし、廃車手続きは車の相続手続きを行った後に行うものであり、いずれにせよ車の名義変更は行う必要があります。
遺品整理業者は、このような名義変更手続きや廃車手続きを代行してくれます。