そのほか、以下のようなモノに貴金属が使われていることがあります。
・仏具
・万年筆のペン先
・食器(カトラリーと呼ばれる銀の皿ヤスプーン等)
日本において、刀剣は武器としてではなく芸術品として所持することが認められています。ただし、この場合その刀剣を登録し、発行された銃砲刀剣類登録証を所持している必要があります。
もし刀剣を見つけたらまずはその登録証を探しましょう。登録証のない刀剣の場合、警察署へ発見届を提出します。その後、都道府県の教育委員会から登録審査会等の案内があります。
保存状態や、制作した刀鍛冶の人気(銘)、無銘の鍛冶師による作品でも質などが価格を左右します。刀としてのランク(最上大業物・大業物・良業物・業物)や日本美術刀剣保存協会の鑑定書・ランク(特別重要刀剣・重要刀剣・特別保存刀剣・保存刀剣)も重要です。
山城国住源網廣 5万~
石見国住舟木善元 19万~
肥前国近江忠廣 48万~
牙の形を維持している象牙(床の間に置かれていそうな雰囲気の美術品、掘りが入っていても同様)の売買・譲渡には環境省管轄の登録票が必要です。登録されていない象牙を売買する行為は違法となります(所有者死亡による相続の場合違法とならない、相続後売却する際は登録票が必要)。
ちなみに象牙を加工した製品(印鑑、仏像、チェスの駒など)は登録票を発行する必要はありません。
1989年(平成元年)のワシントン条約移行に購入された場合は登録証が販売時に発行されていますが、それ以前に購入された象牙品は登録票は付属していません。この場合でも売却を行う前に登録が必要です。登録の手伝いをしてくれる買取店もあります。
大きさや重量、保存状態で価格は異なります。
象牙の置物 彫刻あり 11.4kg 435,000円
象牙の仏像(観音様) 47,000円
書店で簡単に購入することが出来る本ではない、歴史的に・もしくはコレクターにとって価値のある本が古書です。
古書かどうか見分けるひとつの目安はISBN(本に付いているバーコードのこと、世界中の本を特定するため用いられている)がついているかどうか。1981年頃から日本でも導入されたため、それ以前の本にはついていません。
小説、専門書、写真集、地図、パンフレットなど様々なジャンルに需要があります。
各種古書買取サイトでは価格が伏せられているため、ネットオークションでの入札価格を参考に紹介します。
・南総里見八犬伝 106冊揃 江戸後期 111,800円
・毛利輝元 吉川元春 毛利家連署書状 402,000円
高級な食器・ブランド品なら高価買取も可能です。保存状態(キズや欠けはないか、セットなら品目は揃っているか)も価格を左右する要素のひとつです。
洋風の食器に限らず、和食器点や着物も高価買取可能です。骨董品であったり、作家・職人の人気により高値がつきます。
・マイセンフラワーブーケグリーン (カップ・ソーサー) 20,000円
・バカラ グラス5点 15,000円
・人間国宝 11代三輪休雪 萩茶碗 56,000円
奄美大島紬や博多織など、高級な着物は産地と本物であることを証明する「証紙」が購入時に添付されています。証紙の有無は買取価格へ影響するため、大事に保管しておきましょう。購入時にお店で紙の箱に着物を入れて渡してくれている場合は、箱も保存しておくといいかもしれません。
その他有名作家による作品であったり、経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている着物は高く評価されます。
高価買取を目指すなら保存状態も大切。湿気で傷んでいたり、虫食いに遭っていると価格に影響します。
・大島紬 証紙付 10点 270,000円
・結城紬 160亀甲 600,000円
・博多織 帯 3,980円
ギターやベース、ピアノ、トランペット等に加えて、電子楽器(エレキギター他)と一緒に使用するエフェクター、三味線の撥(バチ、象牙で出来ていることがある)も比較的良い価格で買い取ってもらえます。
有名ブランド品、ビンテージ品、保存状態、購入時付属品(ケースや説明書・保証書)の有無といった点が価格に影響します。
・エレキギター Gibson Les Paul Standard 115,000円
・アルトサックス YAMAHA YAS-82Z 165,000円
・BOSS クロマチックチューナー 2,500円
山地や材質、職人による作品(芸術性)、歴史的価値、保存状態、サイズ(高さ・厚み)によって価格は変動、キズがあると評価が下がってしまいます。
自作の品やは買取対象となりません。大衆向けの商品でもリサイクルショップ等で100円~で買い取ってもらえることがあります。