大河ドラマ「おんな城主 直虎」などドラマや映画で活躍する女優・財前直見さん(52)。彼女は様々なメディアで終活・生前整理に関する発言をしており、特にエンディングノートの作成の重要性について熱弁しています。
また、50代を迎えた最近では、社会貢献活動に関心があるようで、「終活ライフケアプランナー」の資格を取得し、将来的には終活をサポートする仕事に就きたいと公言しています。
今回の記事では、財津直見さんが終活・生前整理の一環として取り組んでいるエンディングノートの大切さに気付いたキッカケ、財前さんが考えるエンディングノートの重要性、今後の取り組みなどを紹介します。
終活・生前整理に興味をお持ちの方は、彼女の取り組みを是非参考にして下さい。
・プロフィール・略歴
・終活ライフケアプランナー取得のキッカケ
・エンディングノートの大切さに気付いたキッカケ
・財前直見が語るエンディングノートの重要性
・今後の展望
財前直見さんは、映画やドラマでご活躍されている女優で、最近では柴咲コウさん主演の大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演したことが話題になりました。現在52歳で現在12歳の一人息子がいます。
彼女を女優業の傍ら2016年の5月~9月の間に、「上級心理カウンセラー」、「行動心理士」、「シニアピアカウンセラー」、「メンタル心理カウンセラー」、「終活ライフケアプランナー」、「エレガンスマナー」の実に6つもの資格を取得しています。
50歳を過ぎた辺りから終活に取り組むようになったと彼女は語っており、取得資格の一つ「終活ライフケアプランナー」は彼女がこれから行いたいと考えている業務とのことです。
終活ライフケアプランナーとは、これから終活を取り組む方とその家族をサポートする仕事のこと。
終活で取り組む事は「介護関連のこと」、「お墓の準備」、「葬儀の計画」、「遺言書の作成」、「相続に関すること」、「保険のこと」等多岐にわたります。
終活ライフケアプランナーはそれらの幅広い知識を持っており、依頼者の終活をサポートします。また、心理学の知識も持っており、依頼者の心の面のサポートも同時に行う事が出来ます。
彼女が終活ライフケアプランナーの資格取得を目指すキッカケは子供の入塾。子供が勉強している姿を見て自分も何か勉強したいという気持ちが沸いてきて資格取得に励むようになったそうです。
また、自分が頑張っている姿を見せれば、子供も勉強を頑張ってくれるのではという考えもあったそうです。
50歳という人生の節目を迎え、今まで周りの大人達に色々教わってばかりで、今度は自分が何か恩返しをしなければと彼女は考えたそうです。
そして、社会貢献活動に関心を持つようになり、誰かの役に立つ事をしたいという思いから資格取得に取り組むようになったと語っています。
義理の母が亡くなった際に遺品整理の大変さを知り、エンディングノートを作成することの大切さに気付いたとのこと。
義母の遺品には、掛け軸や絵などの骨董品があり、財前さんは、これにどれほどの価値があるのか分からず処分するかどうか頭を悩ませたそうです。
家に代々受け継がれているものや、家族の思い出の品など遺品には価値が分かりにくい物が沢山あります。エンディングノートがあればその品がどのような物であるかすぐに判断できるので、遺品整理の負担は幾分減ります。
ここでは財前さんが考えるエンディングノートを作成する利点について紹介します。彼女はノート作成の利点として主に以下の3つを上げています。
・記録が残ることが利点
・会話のキッカケになる
・人生を見つめ直す事で大事なことに気が付く
エンディングノートに関しては、以下のリンク先のページもぜひご覧ください!
エンディングノート利点は、現物の紙に自分の意思を残しておくことが出来る事だと財前さんは語ります。
言葉での伝達では相手の記憶力に頼る事になってしまいます。また、細かい指示まで記憶しておく事は難しく、死後自分の意思を完璧に反映させる事は期待できないでしょう。
一方、エンディングノートがあれば、親族はノートの存在を記憶しておくだけで、故人の意思をしっかり受け取る事が出来ます。
ただし、エンディングノートは必ずしも現物のノートパソコンとは限りません。パソコンやスマホで作成できるエンディングノートも存在します。
しかし、電子データは間違えて削除してしまう可能性が高いです。そこで、パソコン等で作成したエンディングノートは、プリントアウトをし、現物も保管すべきでると彼女は主張しています。
財前さんのエンディングノートでは、「未来への年表」という表があり、これがコミュニケーションツールとして活用できると話しています。
未来への年表とは、家族の年齢とその時に起こるイベントを併記した年表の事。これがあれば、自分が還暦を迎えた時が息子の大学受験の年で祖母は米寿になるといった事が一目で分かります。
未来への年表は、これからの人生設計を行うために作成するものですが、家族と今後の事について話すキッカケづくりにも一役買っていると彼女は語っています。
また、エンディングノートは死を連想させる暗いイメージのものであるというのが世間一般の認識です。しかし、財前さんいわく、実際はそうではなく、これは未来に目を向けた明るいものであり、「今後の人生を幸せに生きるためのノート」と呼ぶのが適切であると力説しています。