エンディングノートの作成を通して、自分が生まれ育った家の中に素晴らしい物が沢山眠っていた事に彼女は気付いたと発言しています。
財前さんは自身はバブル世代であり、若い頃は外の世界にばかり目を向けており、家の中にある母や祖母の思い出の品々の価値が分かっていなかったとのこと。しかし今では、祖母のモンペや着物などをアレンジしてスカートを作り喜ばせているそうです。
彼女は自身のエンディングノートの作成経験を活かし、もっと使い勝手の良いオリジナルのエンディングノートを作成したいと意気込んでいます。
将来的にはエンディングノートが世間一般にもっと普及し、老若男女誰もが当たり前のようにエンディングノートの作成を行う社会にしたいという願いがあるそうです。また、エンディングノートという名前がネガティブな印象を受けるので、「ライフワークノート」と改名するのはどうかというアイデアも語っています。
財前直美さんは、エンディングノートの作成に特に力を注いでおり、自身の経験を元に、積極的にノート作成の重要性について各種メディアで発信しています。
エンディングノート作成の目的は2つ。一つは残された遺族の遺品整理や相続手続き等の手間を少しでも軽くするため、もう一つは今までの人生を振り返り、残りの人生をより良いものにするためです。
生前整理・終活に興味があるもののお墓や葬儀の準備はちょっと大変そうと感じる方は、気軽に始められるエンディングノートの作成から始めてみてはいかがでしょうか。