古物商許可を持つ業者と提携していることも

遺品整理業者は古物商許可を持っていないこともあります。その場合、業者が
古物営業許可のあるリサイクルショップや骨とう品点と提携して、そちらへ不用品の買取りを依頼していることが多いです。

買取先を探す際は合い見積もりを!

古物商許可を持つ業者間でも、モノの評価額が異なることは多いです。実際に買取を依頼する前に、可能であれば3つほどの業者へ査定・見積もりを依頼すると良いでしょう。

産業廃棄物収集運搬許可

産業廃棄物収集運搬許可は不要

産業廃棄物収集運搬許可は都道府県の管轄にある許可です。稀に、この許可を所持していることを謳う遺品整理業者もいますが、この許可と遺品整理代行という業務は全く関係ないです。

遺品整理で不用品として仕分けられた不要品は産業廃棄物ではなく一般廃棄物です。そのため遺品整理業者が産業廃棄物収集運搬許可を持っていても、遺品整理作業に伴い仕分けられた不用品を収集・運搬することは出来ません。

そもそも産業廃棄物とは

産業廃棄物とは、事業活動により排出されるモノのなかでも法・政令により定められた特定の20品目のことを指します。これを限定列挙といい、以下の20品目に該当しないものは産業廃棄物ではありません。

・燃え殻
・汚泥
・廃酸
・廃アルカリ
・廃プラスチック類
・紙くず
・木くず
・繊維くず
・動物又は植物に係る固形状の不要物
・動物系固形不要物
・ゴムくず
・金属くず
・ガラス・コンクリート・陶磁器くず
・鉱さい
・がれき類
・動物のふん尿
・動物の死体
・ばいじん
・上記19品目を処分するために処理したもので、19品目に該当しないもの

事業系一般廃棄物と産業廃棄物

本記事上部で述べた通り一般廃棄物は家庭系一般廃棄物と事業系一般廃棄物に分けられます。事業に伴う廃棄物のうち、上記20品目に当てはまらないものは事業系一般廃棄物となります。

遺品整理業者が保有している資格【まとめ】

資格・許可の所持は業者を選ぶ目安のひとつ!

遺品整理士・遺品査定士の資格は民間資格であるため、それを所有しているからと言って100%優良業者というわけではないですが、判断するための目安のひとつになるでしょう。

一般廃棄物収集運搬許可・古物商許可は、それぞれに係る業務を行う際には必ず必要です。業者へ問い合わせたり、訪問見積もりの際に、それらの許可を保有しているかどうか、保有していない場合はきちんと提携している業者の有無まで尋ねてみるとよいでしょう。

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