70歳を超えた今でも「ビートたけしPresents 奇跡体験!アンビリバボー」、「たけしのニッポンのミカタ!」等のレギュラー番組を抱え、精力的に活動を行うビートたけしさん。
彼は2018年に事務所から独立をし、それが終活の一環なのではと噂されました。
今回の記事では、芸人・ビートたけしが終活・生前整理で取り組んだ事、ビートたけしの死生観などについて紹介しています。
これから生前整理・終活に取り組みたいとお考えの方は、是非最後までご覧下さい。
タモリさんや明石家さんまさんと共にお笑いBIG3と呼ばれているビートたけしさんは、2018年に自身の事務所「オフィス北野」から独立をし、世間を騒がせました。
たけしさんは映画監督としても活躍しており、監督業の時は北野武という名で呼ばれ、海外でもこちらの名前の方が認知されていると思います。
代表作には、「アウトレイジ」や「座頭市」といった作品があります。
彼は1947年生まれで2018年現在は71歳。70代を迎えた今でも勢力的に活動し、「ビートたけしのTVタックル」、「世界丸見え!テレビ特捜部」等のいくつものレギュラー番組を抱えています。
2017年9月10日に放送したフジテレビの番組「FNS27時間テレビ」で、死に対する恐怖感はもう完全に無くなったという旨の発言をしています。
たけしさんは、同番組のワンコーナーである「池上彰が見た!たけしと戦後ニッポン」の仲で、自身が起こしたバイク事故のエピソードを語り、「あの事故で一度死んだようものなので、この先病で倒れてもそれを受け入れる準備は出来ている。」と述べています。
また、事後後は仕事に関しても心境の変化があったようで、とりあえず仕事は全力でやるものの、結果に関してはあまり気に留める事も無くなったそうです。
2017年12月29日放送のTBSの番組「ニュースキャスター超豪華!芸能ニュースランキング2017決定版」では、終活について自身の考えを述べています。
同番組では、視聴者からの質問を答えるというコーナーがあり、「終活についてどう思うのか?」と問われたたけしさんは、死んだ後の事よりも今どう生きるかについて考えて生きていると自身の考えを主張。進歩のスピードはどうであれ前に進み続ける努力を惜しまずに行きたいと70歳を超えた今でも攻めの姿勢を貫いています。
また、「たけしさんの人生は今どの辺りに差し掛かっているのか?」という質問に対しては、「自分ではどの辺りかなんて分からない。もしかしたら今がスタートかもしれない。そんな事考えても仕方がない」と述べており、常に全力な姿勢が伝わってきます。
たけしさんは、この番組内で自身の理想の死に方についても話しており、お店でお酒を嗜んでいる時にポックリ逝く、もしくは野垂れ死ぬのが理想であると発言しています。
2018年上旬、ビートたけしさんは、自身が所属する「オフィス北野」から独立することを発表しましたが、これは残りの人生を自由に生きるために行ったとされています。
たけしさんは、事務所に所属する仲間を食べさせるために全力で働き続けていました。しかし、事務所に所属するものの多くは仕事を見つける努力を怠り、たけしさんの稼ぎにぶら下がった状態。そんな状態に嫌気がさし、独立を決意したとも言われています。
彼ほどの大物芸能人の場合、多額の報酬が支払われますが、その報酬の一部が働く意欲もない事務所スタッフやタレントの手に渡るとなると、自由に使えるお金が減るばかりか、仕事への意欲も失われてしまいます。
このようにいくつかの要因が複雑に絡みあい、独立に至ったと見られます。
また、愛人と過ごすために独立を決行したという情報もあります。いずれにせよ、残りの人生を自由気ままに生きるためにはこの独立が彼には必要であったのでしょう。
2017年9月17日放送のテレビ朝日の番組「ビートたけしのTVタックル」では、自身の財産をすべて生前贈与した事を告白しています。
共演者の東国原英夫さんの「遺言書はもう執筆済みなのか?」という質問に対し、たけしさんは、「死後に遺産の奪い合いになるのが嫌だから全部あげた」と答え、今は財産が全くない事を明かしました。
また、自分がいくら譲渡したのかも全く把握していない事も明かし、共演者を驚かせていました。
北野武さんは、孫を養子として迎えており、これは相続税の対策だと言われています。これも終活の一つと言えます。
何故これが相続税対策になるのか以下で説明しましょう。
相続税は財産すべてにかかる訳ではなく、財産から一定の控除額を差し引いた値に対して、税金が計上されます。
具体的には、相続税の控除額は、一律の控除3000万円と法定相続人1人当たり600万円の控除額を合算したものになります。配偶者や子供は法定相続人になりますが、孫に関しては一般的に法定相続人にはなりません。
ここで、例として子供が2人の場合の控除額を考えます。上記の規則を適用すれば、控除額は、「3000万円 + 2人 × 600万円 = 4200万円」になります。つまり、4200万円までは相続税が免除されるという事になります。
上記の例から分かるように、子供の人数が多いほど控除額も大きくなり、相続税も少なくなります。
このように孫を養子にし、法定相続人の人数を増やせば、確かに相続税を抑える事が出来ます。
・全然稼ぎのないタレントを大勢抱えながら今まで黒字を出していたのは凄い
・独立して映画作ったりするノウハウはあるのかな?
・たけし軍団がたけしさんの負担になっているなんて…
ビートたけしさんが生前整理・終活で取り組んだ事は以下の3つ。
・事務所独立
・生前贈与
・孫を養子にする
彼は、残りの人生を自由気ままに過ごしたという思いから終活に取り組んでいます。あなたも自分の人生を振り返り、もし何かやり残した事があるのならば、生前整理・終活を行って新たな人生をスタートさせてみてはいかがでしょうか。