ピーターさんの死生観と、ダウンサイジングという取り組み

歌手・俳優として活躍されているピーターさんが生前整理・終活で取り組んだ事について紹介しています。老後の人生をより良く生きるヒントが見つかると思いますので、是非お読み下さい。

本記事の要約

本業は歌手・俳優であり、バラエティ番組でも活躍されているピーターさん(66)。最近では終活に取り組んでいると報道されていますが、彼自身は死への準備という目的で行っている訳ではないと否定しています。

今回の記事では、ピーターさんの終活・生前整理の目的や、具体的に取り組んだ事について解説しました。

老後の人生をどのように生きれば良いのかお悩みの方は、彼の取り組みが参考になると思うので、是非ご覧になって下さい。

プロフィール・略歴

俳優や歌手として活動しているピーターさんは二つの名前を使い分けており、バラエティ番組はピーターと名乗り、俳優活動を行う際は池畑慎之介という名を使っています。1952年生まれの66歳で、芸能活動50年目の2018年を持って一旦休業する事を発表しています。

幼少期のピーターさんは、とにかく人と同じ事をするのを嫌っていたとのこと。中学は名門のラサール中学に入学しましたが、東大へのレールが敷かれた道を歩くのは嫌だと家出をし、芸能界の道に足を踏み入れました。

ずっと芸能界を走り抜けてきた彼は、東日本大震災を契機にダウンサイジング(DS)に興味を持ち始め、終活・生前整理に熱心に取り組むようになりました。

ダウンサイジングとは?

ダウンサイジング(DS)とは、規模を縮小すること。特にこの記事では、身の回りの物の規模縮小を単にダウンサイジングと呼ぶ事にします。

例えば、家のダウンサイジングならば、広い家からあえて小さい家へと引っ越す事を意味します。ピーターさんの場合は、複数ある家の内いくつかを処分するというダウンサイジングを決行しています。

必要最低限の物だけで生活するミニマリズムとほぼ同義であると考えて差し支えないでしょう。

ダウンサイジングの効果

ピーターさんは、ダウンサイジング行なって部屋の中がすっきりしただけではなく、心にもゆとりが出来たと話しています。

さらに、ゆとりが出来た事で新たに何かに挑戦したいという気持ちも沸々と沸き上がり、残りの人生で何を行おうかよく考えるようになったそうです。

終活や生前整理の目的・死生観

ここでは、彼が終活・生前整理に取り組むの目的と、孤独死についての考えから彼の死への向き合い方について見ていきます。

これからの人生をより良くするもの

ダウンサイジングと称して家の処分等を行う彼の一連の行動は「終活」であると報道されていますが、ピーターさん自身は終活ではないと否定しています。

彼曰く、これらの行動は人生のリスタートを切るためのものとであり、人生の幕引きを図る終活ではないとしています。あくまで自分の残りの人生をより良いものにするために行っているとのことです。


終活は人生の最後の締めくくりに行う事であり、余生をどのように生きるのかを考えるためのものでもあります。後者の目的で行うものに「老全整理」というものがあります。


老全整理とは、残りの人生を謳歌するために心身が元気なうちに行う身辺整理のこと。ピーターさんが老全整理と同様な考えの元、終活に取り組んでいるといえるでしょう。

孤独死についての考え

2012年3月12日にピーターさんが公式ブログに投稿した記事では、キャスターの山口美江さんを追悼と共に自身の孤独死についての考えについて述べています。


彼は、孤独死は寂しい最後であると断定しているような報道を行っているマスコミに疑問を呈しています。


例えば、孤独死のニュースに対し、テレビ司会者やコメンテーターの方達は、「誰か頼る人はいなかったのだろうか?」「寂しい最後を迎えました」のようなコメントを述べますが、人それぞれ事情があり、孤独死をした事が不幸であったのかは当の本人以外知る由が無いと彼女は主張しています。

もしかしたら自ら好んで一人で最後を迎える事を選択した人もいるかもしれない。「孤独死=可愛そう」という関係は必ずしも成り立ちません。ピーターさん自身も一人での生活をエンジョイしている事でそれを証明しています。

終活・生前整理を始めたキッカケは東日本大震災

ピーターさんが身の回りの物を処分するダウンサイズに取り組むようになったキッカケは、2011年3月11日に発生した東日本大震災である事を明かしています。


彼自身は被災者という訳ではありませんが、建物が倒壊し津波流される映像に衝撃を受けて、モノを沢山所有している今の現状が虚しく思え、多くのモノを抱えた自分自身にも嫌気がさしてきたと語っています。

そこから家の処分に始まり、断捨離など身の回りの整理に取り組むようになったそうです。

終活・生前整理で行った事

主に3つのことに取り組んだ

彼が終活・生前整理で行った事は以下の3つになります。

・断捨離

・余生で取り組む事を決める

・仕事の休業

断捨離

以前は熱海、高輪、葉山、ハワイに1軒ずつ、計4軒の家を所有していましたが、2014年頃に断捨離を行い1軒に減らし、その後福岡の方で新しく家を購入し、現在は2軒所有しているとのこと。


また、2015年2月9日に公式ブログに投稿した記事では、今は処分した高輪のお家にあるものを断捨離した事を報告しています。

この断捨離は彼の友達数人と一緒に行われ、ビデオデッキ、プラズマテレビ、テレビ台、衣類、食器、バッグや靴等の処分したそうです。さらに、同記事には葉山のお家の片付けを行った事も報告しており、そこではデーブルや椅子等の家具や小物類の処分を決行したようです。


彼は他にもアルバムの写真の整理等も行なっています。写真は嵩張るので、すべてスマートフォンの中に記録するようにし、写真はすべてシュレッダーで処分したそうです。

余生で取り組む事を決める

ピーターさんの終活はあくまで残りの人生を謳歌するためのもの。そこで彼は、残りの人生でやりたい事を紙に書きだしました。

その「やりたいことリスト」の中には、キャンピングカーで日本を周る、語学留学をするといった事が書かれており、その数は100個近くになってしまったと話しています。

仕事の休業

2018年いっぱいで芸能活動を休止することを、同年5月21日にマスコミ各社に発表しました。その休業理由は、やりたい事があるならば今の内にやらなければと思ったからだと話しています。

また、ピーターという着ぐるみを一旦脱ぎ捨て、普通のオジサンに戻りたいと心境を語っています。


【TOKIOの山口達也さんが関係しているとの噂も…】
2018年4月に女子高生にわいせつ行為を行った罪で書類送検されたTOKIOの山口達也さんの面倒を見るためにピーターさんは休業するのではという情報があります。


ピーターさんは、山口さんが婚姻届の保証人になるほど気に入っており、度々自身のホームパーティーにも招待していたそうです。また、山口さんが通うアルコール依存症の方向けの療養施設とピーターさんの自宅までは車で30分ほどと近いとのことです。


こうした事実より、ピーターさんの引退と山口達也さんが関係しているのではと噂されるようになりました。

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