業者それぞれ異なる時間帯に訪問するようにスケジュールを調整します。例えば3社それぞれ訪問見積もりに40~50分かかる場合、A社-B社間は30分~程間隔を空けましょう。
業者はそれぞれ独自のノウハウを保有しています。現場で対面してそのノウハウを読み取られることを好みません。
訪問見積もりをキャンセルする場合は早めに伝えます。遅くても、訪問見積もりが予定されていた日の24~48時間前に連絡しましょう。
上述の通り、合い見積もり後の交渉に応じてくれる業者もあります。例えば、3社のうちA社が最良の条件を提示した場合、B社もしくはC社へその旨を伝える事で提示した料金を見直してくれるかもしれません。
ただし、業者を困らせるような無理な交渉は避けましょう。業者は最良のサービスを提供する努力をしていますが、おのおの事情もあり、必ずしも依頼者の全要求に応えることが出来るわけではありません。
3つの業者のうち、A社の提示した条件が最良でありその業者へ依頼することを決めた場合、B社とC社へ依頼を見送る旨を伝えましょう。
相見積もりをとったうえで依頼を断る業者に対しては、きちんと断りの連絡を入れましょう。断る理由として以下が挙げられます。
・料金と予算の調整が合わなかった
・日程が合わなかった
訪問見積もり時に、次回連絡からは電話とメールどちらが好ましいか聞いておき、断りの連絡も要望に合わせて電話とメールを使い分けるとよいでしょう。
以下の例文を用意しました、参考にしてください。
〇〇(業者名、もしくは担当者名)様、
先日訪問見積もりでお世話になりました、〇〇でございます。対応していただきありがとうございました。
提示していただいた見積もり書をもとに依頼を検討した結果、誠に恐縮ながら、予算の面で折り合いがつかず、今回は見送らせていただくこととなりました。
お忙しいところお時間とっていただきありがとうございました。
依頼を見送る場合でも、問い合わせから訪問見積もりまでを依頼者に応えるために行ってくれた業者へ感謝を伝えましょう。
遺品整理はその特性上、今後も依頼する可能性がある業務です。依頼者と業者が協力してスムーズに遺品整理を済ませるためには、二社間の信頼関係が大切です。
以上、相見積もりを行う際に知っておきたいことを全てまとめました。遺品整理業者へ問い合わせる前にもう一度確認することをオススメします。
遺品整理はビジネスでもあります。仕事と同様マナーを守って対応し、依頼者・業者お互いに快く業務を進めましょう。