生前整理を業者へ依頼した場合、部屋の間取りや作業人数がまず目安の基準となり、そのうえでモノの量やお部屋の状況で料金を決めるのが一般的です。また、業者が処分品を買い取った場合は、その分料金は安くなります。
モノの量やお部屋の状況は人それぞれであるため、最終的な支払い料金は訪問見積もり(基本的に無料)時に算出されます。
遺品整理業者の中には、相場よりも明らかに高額な金額を掲示する悪徳業者が存在し、国民生活センターが注意を喚起しています。見積もりは複数の業者に依頼し、価格の相場を見極める作業を怠らないようにしましょう!
本記事ではまず生前整理を行う理由などについて簡単に説明し、その後5つの遺品整理業者の費用目安を確認、最後に生前整理の費用実例を紹介します。
遺品には故人との様々な思い出が詰まっており、どうしても処分しにくいものです。また、遺産相続関連の必要書類などは見つかりにくい場所に保管されている事も多く、遺族がそれを見つけ出すのはとても骨の折れる作業です。
そこで、残される遺族の負担を軽減させるために生前整理を行います。生前整理は、所有者本人が物の仕分けに関わることで作業が円滑に進むだけではなく、遺言書やエンディングノートよりも細かな注文ができるところにもそのメリットがあります。
生前整理は自分でも行う事ができますが、最近では生前整理の代行サービスを提供している業者がいくつか登場しています。
主に遺品整理業者のサービスの一つとして生前整理代行サービスを提供している場合が多いですが、生前整理を専門に扱う業者というのも存在しています。
次に、生前整理サービスを提供している業者の料金目安を確認しましょう。紹介する業者は以下の5つです。
本記事記載の料金目安は、記事執筆時点での各業者の公式ホームページ等を参考にしています。また、上述の通り、料金はモノの量やお部屋の状況により異なるため、訪問見積もり時に提示される価格が実際の支払い分となります。
・株式会社アクションパワー
・生前整理よろずカンパニー
・遺品整理のクイック
・遺品整理プログレス
・ほっとアルファー
この会社は、生前整理普及協会の設立者「大津たまみ」が代表を務めており、生前整理をメインに遺品整理の代行も行っています。
こちらの生前整理サービスでは、部屋の片づけ、物の仕分け、不用品の梱包、買取、簡単な清掃を行います。
こちらの生前整理サービスは、作業時間とスタッフの数によって料金が決定します。作業を行う時は必ず生前整理作業技能士を一人含み、2人体制の場合は、一人はアシスタントとなります。
作業技能士のみ:5000円/時
作業技能士とアシスタントの2人:8000円/時
こちらの会社は生前整理と老前整理を専門に取り扱っています。ホームページに記載の料金は1立方メートル単位毎となっています。
不用品の回収費:10000円/1立方メートル
家財の移動費:7000円/1立方メートル
補足:1畳は約1.5平方メートル
ホームページ上には、部屋の間取りに応じた料金が掲載されていました。ちなみに、遺品整理業者が自身のサイトに掲載する料金目安は間取りを目安にしていることが一般的です。