生前整理業者が持つ資格・許認可まとめ!依頼する業者選びに活かそう!

生前整理依頼時、業者選びの目安に保持している資格や許認可を確認しましょう。しっかりと見極める事で、悪徳業者を避けることが出来ます。

生前整理関連の資格について知ろう!

生前整理とは、亡くなる前に自分の身の回りにある物、資産などを整理し、遺品整理の負担を減らす取り組みのことで、最近ではこの生前整理を代行してくれるサービスが登場しています。

生前整理の代行業務を行う業者にとって、資格や許認可はとても重要です。なぜなら、資格は第三者機関からお墨付きを受けたという証明になりますし、許認可を受けていないとできる業務の幅が狭まるからです。

逆に、これから生前整理を業者に依頼しようとお考えの方は、その業者はどのような許認可を得ているのか、資格を保有したスタッフが在籍しているのかという所を着目すれば、より良い業者選びができます。悪徳業者へ依頼してしまう可能性を減らす手立てにもなります。

そこで、今回の記事では、生前整理業務を行う上で重要な資格等について解説します。

生前整理業者が持っていることのある資格・許認可

【資格】

生前整理の資格には、「一般社団法人 生前整理普及協会」という団体が作った以下の民間資格があります。

・生前整理診断士認定資格
・生前整理アドバイザー認定資格
・生前整理作業士認定資格

これらの資格は民間資格であり、生前整理業務を行う上で必ず必要な資格という訳ではありません。ひとつの目安として考えましょう。

【許認可】

廃棄物の収集・運搬や不用品の買取業務を行う場合、行政などから許認可を得ていなければなりません。民間資格とは違い、許認可無しで当該業務を行うと違法営業となります。

・一般廃棄物収集運搬許可(市町村管轄)
・古物商許可(警察管轄)

これら2つの許認可については以下の記事でも詳しく解説しています。

生前整理診断士とは

生前整理診断士とは、生前整理における物の仕分けはもちろん、介護、葬儀、相続といった生前整理を行う本人とその周りの人の悩みも引き受けるアドバイザーです。

つまり、あなたが生前整理を行いたいけど何から始めればよいのか分からないという時に、こういう事をすればどうかと適切なアドバイスを与えるのが生前整理診断士となります。

認定診断士になるまでの道のり

認定診断士の資格を取得するためには、2級認定講座を受講する必要があります。2級認定資格はお金を支払えば誰でも受講することが可能で、講座は300分となっています。

認定診断士の講座は、3日間の研修で取得でき、その研修の内容は以下のようになっています。

・生前整理診断士の仕事内容の説明
・片付け、相続、介護、葬儀について学習
・集客、受注について
・診断士のスキルと教育方法について
・生前整理に関わる法律について
・お客様の対応方法
・収益、リピート案件について
・各専門業者への依頼方法や管理方法
・お客様の満足させるための心構え
・事例を通した診断士の役割について

この講座の受講料は145,800円と少々お高めです。

生前整理アドバイザーとは

生前整理アドバイザーは、生前整理の正しいやり方を伝える事が仕事であり、生前整理普及協会が行っている講座を担当したり、独自の講座を開設したりすることができます。

この講座を担当できるのは協会から認定された指導員のみとなっています。

認定アドバイザーになるまでの道のり

生前整理普及協会認定の指導員になるためには、認定講座を受講する必要があります。認定講座には2級・準1級・1級が用意されており、これらを取得した後に、2級認定指導員、準1級認定指導員の講座が受講できます。

2級生前整理アドバイザーの講座は、自分で生前整理を行えるようにするための講座であり、準1級生前整理アドバイザーの講座は、自分だけではなく、身の回りの人の生前整理を手助けするためのスキルを身につける講座となっています。

いずれも講義時間は300分で一日で取得が可能となっています。

生前整理作業士とは

生前整理作業士とは、本人に代わって生前整理を代行する、生前整理業務のスペシャリストで、遺品整理業者のスタッフやボランティア活動を行う人が自身の生前整理のスキルを証明するために取得することが多いです。

もちろん一般の方も取得可能な資格です。

認定作業士になるまでの道のり

認定作業士になるためには、まず最初に2級認定講座を取得する必要があります。2級認定講座受講後は、生前整理認定作業士の講座を受講することで生前整理普及協会の認定を受けた作業士になれます。

生前整理認定作業士の講座は一日で受講完了し、その受講料は86,400円になります。

生前整理業者を選ぶポイントは保有資格!

どんな資格を持っている業者なのか

生前整理代行サービスは遺品整理業者のサービスの一つとして提供される場合が多いです。今現在、遺品整理業者は全国各地に数多く存在し、どの業者にすれば良いか決められないという方も多くいらっしゃると思います。

そこで、今回は資格に着目して業者を選択する方法を伝授したいと思います。

民間資格?公的資格?資格の区分もチェック!

資格には「国家資格」、「公的資格」、「民間資格」といったものがあります。国家資格や公的資格は、法律や省庁からの認定により資格取得者の能力がある程度保証されています。

一方、民間資格は民間の団体が自由に作ることができるものであり、その資格の社会的信頼度を推し量るのは難しいです。

先ほど紹介した生前整理士などの生前整理に関する資格は、生前整理普及協会が設けた資格であり、民間資格に属します。つまり、この資格がどれほどの権威を持ったものなのかは判断が難しいところです。

資格取得難易度で資格の価値を推し量るという手もアリ!

先ほど生前整理に関する資格について解説してきましたが、どの資格も講座を受講すれば取得可能なのでそれほど難しい資格とはいえないでしょう。つまり、生前整理の資格を保有しているスタッフが在籍しているかどうかで、そのサービスの良さに著しい差は無いものだと考えられます。

前整理の資格を取得しているスタッフは、生前整理の講座をしっかり受講した事は保証されていますが、あくまで業者選びの一つのチェックポイントとして取り入れてみる程度でしょう。

許認可を受けているかもチェック!

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