1.ES事業管轄の部署(健康福祉総務課)へ問い合わせる

2.協力遺品整理業者の情報を市が提供

3.市から得た情報を元に遺品整理業者に直接連絡

4.遺品整理予約にかかる諸費用の支払い

支援対象者が満たす必要がある条件

支援対象者は以下の条件を満たす人となっています。

・大和市在住
・死後の不安を抱えている
・独り暮らし、もしくは夫婦、兄弟姉妹のみの世帯

従来は、所得や資産に応じて対象者に制限を設けていましたが、それを無くしたことで幅広い層を受け入れることが可能になっています。

また、親が大和市在住の親族の方の相談も随時受け付けているとのことです。

遺品整理以外の支援

同事業では遺品整理の生前予約業務の他に、以下の支援も行っています。

・司法書士、行政書士の紹介
・定期的に行う安否確認
・親族、知人への死亡通知
・遺族に墓の場所を連絡

横須賀市の事例

終活情報登録伝達事業

横須賀市でも葬儀・納骨の生前予約のみを取り扱っていたが、2018年5月1日より施行された「終活情報登録伝達事業(通称 わたしの終活登録)」では遺品整理の生前予約をはじめ、大幅な事業拡大が行われました。

この事業では、終活関連情報を市に登録し、死後、もしくは病気などで自分の意思を伝える事が困難になった際に、その登録情報に記載されている情報を元に葬儀や遺品整理などを行います。

支援対象者の条件

横須賀市民であれば誰でも登録する事が可能です。また、本人が意思を伝えられない状態にあっても、正常時に親族や友人が本人の意向を事前に伺っておけば、その情報を元に登録が可能とのことです。

終活支援業務で登録できる内容

葬儀や遺品整理の他に、以下の項目を登録することができます。

・名前、本籍、住所、生年月日
・緊急連絡先
・かかりつけ医やアレルギー情報
・リビングウィルの保管場所、預け先
・エンディングノートの保管場所、預け先
・臓器提供の意思
・遺言書の保管場所と、死後のその場所を伝える人
・墓の場所
・自由登録事項

これらの情報が死後開示されるのは勿論の事、病気や事故で自分の意思を伝えられなくなった場合にも、遺言書と墓の所在以外のすべての情報が生前開示されます。

遺品整理士認定協会へ依頼する場合

遺品整理士認定協会が運営する遺品整理不正防止情報センターというサイトでも、遺品整理の生前予約相談に関する案内が記載されています(http://is-eyes.org/about.html)。

ただし、協会が遺品整理業務を直接行うのか、はたまた市町村ES事業のように遺品整理業者への取次業務を請け負っているのかどうかは公式ページからは確認できませんでした。

協会は優良企業に対し「遺品整理管理基準適合会員企業」の称号を付与しており、恐らくそのような企業に遺品整理業務を委託していると思われます。念のため、詳しくは直接遺品整理士認定協会に問い合わせて確認して下さい。

依頼方法

遺品整理士認定協会に生前予約の依頼をする際の流れは以下のようになります。

1.電話もしくはメールで問い合わせ
2.面談にて20項目の確認
3.見積もり
4.遺品整理を行うまでの流れの説明
5.契約を結ぶ

*公式ページでは、20項目の確認事項すべてを明らかにはしていませんが、葬儀の形式、墓地の指定(例えば合同墓地にしたいなど)等を確認するという旨の記述は確認できました。

遺品整理士認定協会の所在・問い合わせ先

所在:〒066-0009 北海道千歳市柏台南1-3-1 千歳アルカディア・プラザ 4F
TEL:0123-42-0507
FAX:0123-42-0557
受付時間:平日 9:00~18:00

*メールでの問い合わせは公式サイトの問い合わせフォームから行います。

遺品整理の生前予約の方法【まとめ】

 生前予約の流れは通常の遺品整理の依頼の流れと大差なく、この記事の内容を頭に入れておけば問題なく手続きを行えるはずです。

ただし、一つ注意点として、自分で業者に直接依頼する場合には、複数の業者に見積もりを依頼し、適正価格を見極める事を怠らないようにする事です。これも通常の遺品整理の依頼と同様です。

また、生前予約ならではのメリットとして、

・自分の意思を事細やかに伝える事ができる
・遺品整理の手続きの手間が減り、家族の負担を軽減
・自分が亡くなった後の事について家族と話すキッカケを作れる

といったものがあり、やって損といった事はないはず!これを機に自分のため、周りの家族のためにも生前予約を検討して頂ければ幸いです。

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