存命であっても、死後に行われる自身のお部屋・お家の遺品整理を事前に予約しておくことが出来ます。主に以下の3つの問い合わせ先があります。
・遺品整理業者
・市町村(地方自治体)
・遺品整理士認定協会
生前予約は、身寄りのない方や遺品整理時における希望を直接業者に伝えたい方のために生まれたサービスです。また、遺品整理で家族に負担をかけたくないという理由で生前予約される方もいます。
生前予約事業を行っている市町村は非常に少ないですが(記事執筆者は大和市と横須賀市の2つしか見つけることが出来ませんでした)、もし行っているようであれば管轄の市町村が提供するサービスを利用するのがベスト。
信頼できる遺品整理業者への取次を行なってくれるので、業者を探す手間が省けます。
しかし、利用者は一定の条件を満たしている必要があり、その条件は市町村によって異なります。記事下部で大和市と横須賀市での事例を紹介していますので確認してみて下さい。
地方自治体が生前予約支援を行っていない場合、遺品整理業者もしくは遺品整理士認定協会に問い合わせることになります。
遺品整理士認定協会の公式サイトには、協会が直接遺品整理を行うといった旨の記述が見当たらないので、市町村と同じく遺品整理業者への取次を行っていると考えられます。協会指定の業者となれば、ある程度の信頼は保証されているでしょう。
遺品整理業者に遺品整理の生前予約を行う際の流れは以下のようになります。なお、全ての遺品整理業者が生前予約サービスを提供しているわけではない、という点に注意してください。問い合わせ時に確認しましょう。
1.電話、またはメールで問い合わせ
2.訪問見積もり
3.契約を結ぶ
4.自分の死後に遺品整理が行われる
いくつかの遺品整理業者の公式ページを確認しましたが、予約自体に料金がかかるのかどうかの旨の記述を確認することはできませんでした。
しかし、通常の遺品整理の依頼と生前予約とでは、流れに違いはなく、予約料金が加算されることは無いと考えて良いと思います。遺品整理作業分の費用のみ必要となるでしょう。
もちろん業者によって異なってくると思うので、気になる方は直接問い合わせてみて下さい。
「依頼の際の流れ」の項目でも紹介したように、正確な料金は見積もりで部屋の間取り、物の量を確認した後に決定されます。以下の遺品整理の料金に関する記事を確認して下さい。
一般的に遺品整理の費用は、作業終了時点に一括・もしくは分割支払いとなります。ただし、生前予約の場合、業者によっては契約時に前もって支払うことが可能です。
事前に支払う場合、家族に料金支払い済みである事を伝えるための書類(覚え書き)を作成しておくよう遺品整理業者に依頼されます。用意しておくと、遺品整理時に遺族を戸惑わせずに済みます。
エンディング・サポート・プラン(ES)事業とは、身よりもお金もない高齢者に葬儀の方法や延命治療の希望の有無などの意思を事前に確認し、その希望を叶えてあげるというサービスであり、地方公共団体によって運営されています。
ES事業では、葬儀や納骨の生前契約のみを支援する事業が一般的ですが、以下で紹介する横須賀市や大和市では、事業拡大に伴い遺品整理の生前契約も取り扱うようになりました。
上述の通り、直接遺品整理業者と生前契約を結ぶ事も可能ですが、市町村に依頼することで、信頼できる業者へと繋いでくれるというメリットがあります。
自分の管轄の市町村がES事業を行っているのか?はたまたその事業の中で遺品整理の生前予約も承っているのかを確認するには以下の2つの方法があります。
・市町村の公式ページの確認
・管轄部署への問い合わせ
公式ページ中の検索窓に「生前予約」、「遺品整理」、「ES事業」といったワードを入れて検索をかけ、それらに関するページがヒットした場合、内容を確認してみましょう。ヒットしなくても、直接電話で問い合わせてみましょう。
市町村に問い合わせする場合は、福祉課(市町村によって生活福祉課や健康福祉総務課など名称が異なる場合があります)が管轄になりますので、そちらに連絡して下さい。
当サイトでリサーチしたところ、大和市と横須賀市がES事業を行っていることが確認出来ました。以下に事例として紹介しておきます。
神奈川県大和市では、「葬儀生前契約支援事業」を改め、2018年6月から「おひとり様などの終活支援事業」という新たな取り組みを開始しましたとのこと。
従来の支援事業では、葬儀、納骨の生前予約のみの対応となっていましたが、今現在は事業対象を拡大し、遺品整理の生前予約も取り扱えるように進化しています。