2016年12月20日の放送では、徳島県でラーメン店を経営する依頼者が、曾祖父の遺品で「曜変天目茶碗」とされる代物の鑑定を行い、2500万円という高値がついて話題になりました。
この曜変天目は、現在世界に3つしか残存しておらず、いずれも国宝に指定されている代物。この歴史的発見を聞きつけた徳島教育委員会が、彼の茶碗を文化財に指定するための調査に乗り出す騒ぎにまで発展することに。
しかし、曜変天目一筋で、中国にも何回も訪問し、父の代から研究を行ってきた陶芸家・九代目長江惣吉さんは、「あれは曜変天目とは似ても似つかない」と述べ、鑑定結果が間違っていると異議を唱えました。
また、SNS上でも専門家達の同様の声が広がり、結局依頼者の男性は、「この件に関してはノーコメント」と教育委員会からの調査を断ったそうです。
2018年2月20日の放送では、2年前に亡くなった夫の形見である久米通賢の「鉄砲」を鑑定。この鑑定品は、生前に夫が「貴重なものだから、いずれ鑑定団に持っていきたい」と語っていたものであり、本人評価額は強気の「50万円」。しかし、結果は20万円となってしまいました。
鑑定団いわく、この鉄砲は江戸末期~明治初期に作られたもので、発砲した形跡もあり、本物の鉄砲で間違いないとする一方、「讃岐のエジソン」と呼ばれた久米の作品にしては作りが荒く、このような鑑定結果になったとのこと。もし、久米の作品であれば数百万はくだらないとしています。
2018年1月9日放送では、アントニオ猪木やジャイアント馬場の師匠として知られている力道山のガウンを鑑定し、400万円という高値がつきました。
この放送の依頼者は、力道山の愛弟子のアントニオ猪木さんであり、このガウンが本物であるのはまず間違いなく、主に争点になったのはこのガウンが実際に試合で使用されたかどうかという点です。もし着用した事実が確認できれば500万円以上の値がつくとのこと。
しかし、ガウンに三菱のロゴがあり、三菱がスポンサーになった1957年から力道山が亡くなる1963年に作られた物である事は分かりましたが、実際に使用した事を示す映像や資料が無かったため、上記の価格になりました。
2012年5月1日放送の回では、依頼者の父の形見である香木が、本人評価額の100万円を上回る125万円という高額な鑑定額になりました。
依頼者は、数年前に新聞の記事で、香木が貴重で、高価なものであると知り、鑑定団に依頼を決意。鑑定士の評価によると、この香木は沈香と呼ばれるもので、その品質、形が素晴らしく、そのため、上記のような鑑定額になったようです。
2016年3月22日に放送の回での依頼者は、10年ほど前に父親の遺品整理を行っている時に発見した「ヘレンケラーのサイン入り写真」の鑑定をお願いし、本人評価額の10万円を大きく超える40万円という値がついています。
依頼者の父は、40年間長崎県立聾学校(特別支援学校)に勤務していたそうで、そのつながりでヘレンケラーの写真を頂いく事は十分あり得る話であり、このサインも本物であろうと思い、依頼したようです。
鑑定士は、ヘレンケラーのサインには特徴があり、文字の間隔を保って、正確に横に書かれたこのサインは、彼女のものでまず間違いないだろうと評価しています。さらに付け加えて、サインではなく、手紙のようにヘレンの言葉が書かれたものであるならば、もっと高値が付いただろうとも語っていました。
ちょらりす
followあと30年もしたら価値の分からない家族親族が「死んだ祖父(祖母)の遺品」としてなんでも鑑定団に詰みプラモや積みゲーの山を持ち込むのではないかと思っている
三丁目某
followなんでも鑑定団で個人のこけしコレクションが1200万の値がついて「絶対バラで売るな」言われてんだけど、4年前に小岩の古本屋で1本500円で売られてたこれ(多分コレクターの遺品放出)ももしかして、ってこたないだろうか https://t.co/NGiXxEY8yA
Tom
followなんでも鑑定団でよく身内の遺品とか鑑定に出るけど、この番組で高値とかついちゃったりしたら相続税とかどうするんだろ?価値のある美術品は申告しなくちゃダメでしょ?テレビで住んでいる町や名前バレバレだもんね。税務署職員もチェックしてるでしょう
加藤泰幸
follow爺様の遺品として五十年位前の象牙の麻雀牌を貰ったけれど、どうも手彫りではないっぽい。なんでも鑑定団に持っていったら5000円でがっくりパターンの予感
歴史的に貴重な品であると、ビックリするような値段になる事があります。しかし、このような品々は、素人からしたら、単なるガラクタに見えて、捨てられてしまう事もあるでしょう。
つまり、あなたの家にある、今までただのガラクタだと思っていた遺品の数々も、実はすごいお宝である可能性もゼロでは無いということです!少しでも気になる点があるならば、廃棄してしまう前に一度専門家に鑑定してもらう事を検討してみて下さいね。