ここでは、「一般社団法人 家計整理相談窓口」が発表している事例を参考にして、状況別に遺品整理サービス利用料の確認してみます。

2DKの部屋での遺品整理

故人の息子さんが遺品整理の依頼をしたケース。このケースでは、室内での孤独死という事ですが、幸い死後2日という早期発見であったため、特殊清掃や消臭作業は行わなかったようです。

作業時間は6時間、動員人数は6人で、遺品は2tトラック2.5台分にも及ぶ作業となり、その作業代金は250,000円になったようです。

間取り:2DK
作業時間:6時間
作業人数:6名
用意した車両:2tトラック2.5台分
買取:洗濯機とエアコン
料金:250,000円

1LDK賃貸マンション6階エレベータ有の物件の遺品整理

こちらのケースも孤独死ではありますが、死後2日の早期発見だったので特殊清掃は行なっていません。作業人数は5人で、作業時間は6時間、料金は191,000円になったとのことです。

間取り:1LDK
作業時間:6時間
作業人数:5名
用意した車両:2tトラック1台 +1tトラック1台
買取:不明
料金:191,000円

1Kマンションでの遺品整理と特殊清掃

40代男性が孤独死した現場でのケース。このケースでは、死後1カ月が経っており、部屋全体に死臭が充満していたので、特殊清掃と消臭作業も同時に行っています。

お部屋の中の家財道具には死臭が染みついており、買取はできませんでしたが、幸いな事に、体液が床下まで流れている様子はなかったようです。

作業には遺品整理の6時間、脱臭作業の3日に加えて、リフォーム作業も行ったので、その作業代金は、合計65万円(遺品整理、特殊清掃35万円、リフォーム代 30万円)になっています。 

間取り:1LDK
作業時間:遺品整理6時間 + 脱臭3日 + リフォーム3週間
作業人数:4名
用意した車両:2tトラック1台
買取:なし
料金:35万円(遺品整理と特殊清掃)+ 30万円(リフォーム代)

契約前の相見積もりを忘れずに!【まとめ】

今回紹介した3社の価格設定は似通っているので、そこから価格相場はある程度予測ができると思います。

しかし、今回紹介した料金はあくまで目安であり、見積もりによってサービス利用料は決定するのが普通です。また、遺品整理業者の中には、後からオプション料金といって価格を引き上げる悪徳業者もいるようです。

そのような悪徳業者に引っかからないためにも、実際に遺品整理業者に依頼する際には、複数の業者に見積もりを依頼し、相場を見極める作業が大切になってきます。面倒臭がらずに相見積もりを忘れないようにして下さいね!

遺品整理の教科書では遺品整理業者へ初めて依頼する人にも分かりやすく、遺品整理のイロハを解説しています。ぜひ下の関連記事もチェックしてみてください!

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