「渡る世間は鬼ばかり」で幸楽の女将さんとして知られる女優の泉ピン子さん(71)。彼女は生前整理・終活に取り組んでいる事を様々なメディアで明かしています。
今回の記事では、泉ピン子さんが生前整理に取り組むようになったキッカケや、生前整理の際に行った事について解説していきます。終活・生前整理に興味をお持ちの方は是非泉ピン子さんの体験談を参考にしてみてはいかがでしょうか。
「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」などのドラマに数多く出演し、バラエティ番組では少し毒舌気味な発言で人気を博している女優。現在71歳。橋田寿賀子さんが脚本を務めるドラマに数多く出演しており、プライベートでも親交があります。
夫は消化器内科医の武本憲重さんで、武本ホームドクタークリニックの院長を務めています。夫との出会いは、泉ピン子さんが出演したドラマ「女子刑務所東三号棟」。武本さんは、医者としてこのドラマの監修を行い、そこで泉ピン子さんと出会い、交際がスタート。
その後、2人はピン子さんの親友である俳優の西田敏行さんの後押しもあり、結婚に踏み切ったそうです。
泉ピン子さんは、古くから親交がある脚本家の橋田寿賀子さんが終活を始めた事を知り、生前整理・終活に興味を持ち、取り組むようになったと語っています。
橋田寿賀子さんも終活・生前整理に取り組んでいる有名人の一人であり、身の回りの物を処分する断捨離やエンディングノートの作成に積極的に取り組んでいます。実は橋田寿賀子さんが終活に取り組んだキッカケは泉ピン子さんの発言にあるそうです。
つまり、自身の発言で終活に取り組むようになった橋田寿賀子さんの姿を見て、泉ピン子さんも終活に取り組むようになったという事になります。
2018年2月14日放送のフジテレビの番組「ノンストップ」に出演された際に、昔と今ではモノに対しての考えが変わったと話しています。
若い頃はとにかくブランド物に目が無く、エルメスやバーキンのバッグの手に入れるために、ドラマの長いセリフを必死に暗記していたとのこと。しかし、今現在は、ブランドよりも機能性を重視しており、使い勝手の良いリュックサックを愛用しているそうです。
また、物への関心は薄れ、人生にやり残した事はないとしているものの、老後のために現金を残しておかなかった事を後悔しているとも話しています。
泉ピン子さんが生前整理・終活の一環で取り組んだこととして公言しているのは、主に以下の4つです。それぞれの内容について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
・トロフィーの処分
・着物など身の回りの物の処分
・生命保険の解約
・葬儀関連の事
泉ピン子さんは、2017年11月3日放送のテレビ朝日の番組「徹子の部屋」で、何十年という芸能生活の中で頂いた賞状やトロフィーの数々を処分したエピソードについて語っています。
泉ピン子さんは、トロフィー等を残しておいても夫にとってはただの荷物であるばかりか、妻の遺品という事で処分に躊躇うであろう事を見越して自らの手で処分に踏み切ったとのことです。
泉ピン子さんは、自分の死後に所有している着物の数々を演歌歌手の坂本冬美さんに譲り渡すと宣言しています。また、宝石や貴金属等に関しても誰に譲るのか既に決定済みだと話しています。
泉ピン子さんは、橋田寿賀子さんと一緒に「徹子の部屋」にご出演された際に生命保険を解約した事を明かしています。ピン子さんは、その解約理由は、「自分が死んだ後、夫が若い女と一緒に過ごすための費用として私の保険金を使うのが許せない」というもの。
ピン子さんのその辛口発言に対し、隣にいた橋田寿賀子さんが「ピン子さんの旦那さんは彼女には勿体ないくらいとても誠実な人。新たに女を作るような事はしませんよ。」とすかさずフォローをしていました。
実は泉ピン子さんの夫・武本憲重さんは、過去に看護師の方と浮気をし、2人の隠し子を授かっています。ちなみに、泉ピン子さんと夫の間には子供は授かっていません。
この騒動で泉ピン子さんは会見を行い、夫の事は許したという旨の発言をしています。その後も離婚はせず夫婦関係が続いていた事を考えると、決して仲が悪い訳ではないのではと思われます。
TBSの番組「ぴったんこカン☆カン」の中で、泉ピン子さんは、葬式の司会はTBSアナウンサーの安住紳一郎さんにお願いしたいと発言しています。また、もし私の追悼番組をするならぴったんこカン☆カンに頼みたいという事も述べています。
泉ピン子さんは、安住アナとは同番組で何度も共演を果たしており、プライベートでも度々食事に誘うほどの仲だったそうです。
この発言はテレビ的なものなのかどうかについては定かではありません。しかし、安住アナの事を大変気に入っている事は確かなようです。
泉ピン子さんは、トロフィーや賞状の処分、着物の譲渡など身の周りの物の整理に積極的に取り組んでいます。
身の回りの物の整理は、今からでもすぐに取り掛かれます。皆さんも、生前整理で何から取り掛かれば良いのか分からないのであれば、自分の周りにある物の整理・片付けから行ってみてはいかがでしょうか。