ドラマや映画等の俳優業に加え、バラエティ番組では司会を務めるなど幅広い分野で活躍されている国民的アイドルグループ・SMAPの元リーダーの中居正広さん（46）。彼は2015年に父・中居正志さんを亡くしており、終活について考えるようになったと心境の変化あった事を明かしています。
今回の記事では、中居正広さんが体験した父の終活・生前整理について紹介します。両親の終活・生前整理について考えるようになったという方にお勧めの内容になっています。是非最後までご覧下さい。
2016年に惜しまれつつ解散した国民的アイドルグループSMAPのリーダーを務めていた中居正広さん。1972年生まれで現在４６歳（2018年時点）。SMAPとしてアイドル活動を行う他、「ATARU」、「砂の器」、「私は貝になりたい」等数多くのドラマや映画に出演し、バラエティ番組では司会として活躍しています。
中居さんは、2015年に父・正志さんを咽頭がんで亡くしています。そして、偶然にも父が亡くなったその年からフジテレビの特番「中居正広の終活って何なの！？ ～僕はこうして死にたい～」のメインMCを務めており、終活にゆかりのあるタレントでもあります。
中居さんが司会を務める特番「中居正広の終活って何なの！？ ～僕はこうして死にたい～」の第２回の放送では、前回の放送日2月21日がちょうど自身の父の通夜が行われた日である事を明かし、父との終活の思い出について言及しました。
ここでは、上記の番組や自身が出演するラジオ番組で語った彼と父の終活の様子について紹介します。
中居さんの父・正志さんは2013年に肺がんを発症し、その後はリンパに転移、2015年5月頃には咽頭ガンを患う等ガンとの闘病生活が続いたとのこと。
正志さんは、ガンの影響で食が細くなり、味覚も鈍り、食べるのもままならない状態になっていたそうです。この時、父の体重は40キロ台まで落ち、がん発症前の体重80キロの半分ほどになっていました。
また、病院で提供される食事が不味いと中居さんにこぼしていたとのこと。そこで、不慣れな料理に挑戦し、おにぎりやトン汁、シチューなどを父に振る舞ったと話しています。
さらに、自宅に帰りたいという父の意思を尊重し、自宅療養に切り替えた結果、４度の救急搬送に同行することになったというエピソードも語っています。
正志さんが亡くなる一週間ほど前に父と思い出の地を巡る散歩に出かけたとのこと。この散歩では、幼い頃に父とキャッチボールをした場所等を、当時の写真が収められているアルバム片手に巡り歩いたと話しています。
正志さんの葬儀は親族のみが出席し、参加者は50～60名ほどだったと自身のラジオで話しています。
父の棺には、生前よく吸っていた煙草、彼が父との思い出について綴った手紙、元SMAPの香取慎吾さんが正志さんのために描いたという絵等が納められたとのことです。
正志さんの遺品では、思い出深いモノに関しては、どうしても捨てる事が出来なかったと中居さん話しています。
特に、父親っぽいと感じさせるようなモノや、自身が父にプレゼントした品々に関しては今でも大事に保管しているそうです。
父の死を体験した中居さんですが、自身の終活についてはまだまだ死が遠い物であると感じており、実行に移せていないと話しています。
しかし、心の中では終活に取り組まなければという考えもあるとのこと。中居さんは、終活の事よりも残りの人生で取り組みたい事で頭がいっぱいと発言しているものの、ここ最近では自分の中で心境の変化が現れ始めているとも述べています。
ここでは、中居正広さんの終活についてのみんなの意見や感想を紹介します。
・終活の番組で中居さんと父との思い出話が素晴らしかった。
・中居さんの終活の話を聞いて自分の両親の終活を思い出しました。闘病生活を支えるのは最初はつらかったけど、最後は笑顔で迎えられて本当に良かったと今でも思います。
・中居さんの終活の番組は友達と生前整理について話し合う良いキッカケになりました。実家の片付けは絶対にしておくべきだと思いました。
・私もエンディングノートの作成や生前整理に取り組もうという気持ちになりました。
中居さん自身はまだ生前整理・終活に取り組んではいませんが、父の終活をキッカケに、心境の変化が現れ始めているようです。
彼の終活エピソードのポイントは、「自分の両親に最後何をしてあげれるか？」という点。
あなたの両親は今現在終活・生前整理に取り組んでいますか？終活・生前整理は死への準備である一方、今までの人生を振り返るという目的もあります。ご両親がまだ終活に取り組んでいないのであれば、この機会に一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。
